スピーチマッピング
「スピーチマッピング」機能を使用して、特性カーブの表示や記録をすることで、リアルタイムに入力されるスピーチや音を補聴器がどのように処理しているのかを視覚的に示すことができます。この機能を利用して、 ユーザーに補聴器の特性を分かりやすく説明したり、性能を評価検証する際に役立たせることができます。 また、初回フィッティングや継続フィッティングで、カウンセリング、アドバイス、トラブルシューティングなどのサポートツールとして使用することもできます。 画面に保存したカーブを最大7つまで、参考資料として印刷することができます。
スピーチマッピングは、実際にフィッティングを行っている場合のみ利用が可能です。 スピーチマッピング、グラフ表示のあるフィッティング画面、(周波数変換、補聴器テスト、快適さ検証を除く)画面で特性カーブを記録することができます。 記録、管理、一時停止/再生、表示方法はどの画面からでも選択できます。スピーチマッピングを開始すると、周波数特性グラフはスピーチの入力に対して補聴器の処理に対するリアルタイムな特性を表示します。 グラフ表示は「縦棒」、または「折れ線」から選択できます。さらに、この画面でのすべての有効なプログラムにおいて 耳鳴治療音は一時的に無効になります。
Pro Fitでは、数多くのオーディオファイル (例:飛行機、クラクション、雨、お知らせ音のボイスサンプルなど)を Media Playerで再生できます。 さらに、オーディオファイルとカテゴリー(例:ミドルサウンド、スピーチなど)の追加や管理が 選択・オーディオファイルで行えます。
- 補聴器を接続・選択して、 開始してください。

注: ユーザーに補聴器を装着してください。 -
接続をクリックします。
- 左側ナビゲーションメニューのスピーチマッピング をクリック、またはフィッティング画面のスピーチマッピング をクリックします。

注: 現在選択されている グラフ表示に関わらず、 スピーチマッピングが動作している間は「実耳特性出力」と「入力タイプ:スピーチ」が常に表示されます。 さらに、音響が非表示になり、代わりにスピーチマッピングボタン(例:
、
など)が表示されます。 - 必要に応じて、特定のプログラムをクリックします。

注: この機能がテレコイル、オートコイル、ループ、音楽、耳鳴治療音のみ有効なプログラムでは無効になっており、標準のフィッティンググラフだけでなく、ミュージックEQ画面にも表示されません。My Starkey モバイルアプリで作成されたのカスタムプログラムは
、
来店時のフィッティングでも調整できます。詳しくは、対面でフィッティングする際のカスタムプログラムの調整
をご覧ください。 - Pro Fitは自動的にデフォルト設定で
表示になります。 左右の補聴器を別々に記録する場合は、
または
をクリックします。
注: CROS/BiCROS製品をフィッティングする場合、受信機側の補聴器のみ記録され、送信機側の補聴器は 選択することができません。 - 推奨される音刺激、表示、記録、ユーザーの問題点に基づいた調整方法に関しては、 一覧表 一覧表 をクリックしてください。続くステップ、7~13 は、一覧表を参考の上、進むようにしてください。
カテゴリー ユーザーの問題点 推奨される音刺激 推奨される表示・記録 推奨される調整方法 大きさ 全体的に大きすぎる - 声が大きすぎる
- 全ての音が大きすぎる
- 音が大きすぎて不快
- 会話(65dB)レベルの実際の音声
- Media Player・オーディオファイル
- 最大出力、ラウド、中程度のターゲット/特性
- 平均特性を記録して、ターゲットと比較
- ゲインを下げる
全体的に小さすぎる - 声が小さすぎる
- すべての音が小さすぎる
- 補聴器の音が小さすぎる
- 実際の音声。特に、家族や友人の声(聴きなれた声で文章を読み上げるのが最適)
- Media Player・オーディオファイル
- 最大出力、中程度、ソフトのターゲット/特性
- 平均特性を記録して、ターゲットと比較
- ターゲットより下がっている周波数でゲインを少しずつ 上げる
大きさの快適性 - 音が不快に感じる
- 食器がぶつかる音
- 流水音
- その他の環境音が大きすぎる
- 不快に感じる音をライブシミュレーション(例:食器や鍋がぶつかる音、流水音など)
- Media Player・オーディオファイル
- 最大出力とラウドのターゲット/特性
- 単一特性を記録して、特性のピーク値をキャプチャーする
- ピーク値に対応した周波数の特性を少しずつ 下げる
ハウリング 補聴器 - ヒューヒュー鳴る
- ピーピー鳴る
- ハウリングやピーピー音が出るようにする
- ラウド、または中程度のターゲット/特性
- 単一特性を記録して、特性のピーク値をキャプチャーする
- ピーク値に対応した周波数でゲインを少しずつ下げる
音質 雑音が多い - 補聴器から雑音が聞える
- 冷蔵庫の「ブンブンいう」音が大きすぎる
- 静かな場所で補聴器から雑音が聞える
- 雑音源が補聴器内部か外部かを確認
- 内部‐小さい入力、または入力なしでのソフトの特性
- 外部‐Media Player・オーディオファイル(冷蔵庫の音、コンピュータのファンなど)
- ソフトのターゲット/特性
- 平均特性を記録
- ターゲットを超える周波数の特性を少しずつ 下げる
ポンピング - 急に音量が大きくなったり、小さくなったりする
- ユーザーが話すと、音量が急に小さくなる
- 大きな音が出たり、消えたりする
- 実際の音声
- Media Player・オーディオファイル
- 「ポンピング」の現象が起きる音を使用する
- 最大出力とラウドのターゲット/特性 - 特定の入力(ポンピングの現象)に対して出力が低下することを確認
- 平均特性を記録
- サウンドマネージャーで適切な騒音管理の項目(詳細は トラブルシューティング を参照)を調整する
- サウンドマネージャーの適切な項目で最大適用、の設定を調整する
シャットダウン - 大きな音がすると補聴器から音が聞えなくなる
- ユーザーが話すと音量が急に小さくなる
- 大きな音が出たり、消えたりする
- ユーザーの自声
- 実際の大きな音(例:手をたたく、大声で話す、など)
- Media Player・オーディオファイル
- 最大出力とラウドのターゲット/特性 - 特定の入力に対して出力が低下することを確認
- 平均特性を記録
- ダイナミックレンジを最大限に使えるように最大出力を少しずつ上げる
- サウンドマネージャーの適切な項目で最大適用、の設定を調整する
音 - 音がキンキンする
- 音が小さい
- 実際の音声
- Media Player・オーディオファイル
- 最大出力、ラウド、中程度のターゲット/特性
- 平均特性を記録して、ターゲットと比較
- ターゲットを超える周波数で少しずつゲインを 下げる
騒音 聞き取り難い - 背景雑音下での言葉の理解
- 騒音下での音声(例:背景雑音や音楽のある場所での話し声など)
- Media Player・オーディオファイル
- 最大出力、ラウド及び中程度のターゲット/特性
- 平均特性を記録しターゲットと比較
- 会話音の周波数で少しずつゲインを 上げる
騒音が大きすぎる - 騒音が不快
- 背景雑音が大きすぎる
- 騒音下での音声(例:背景雑音や音楽のある場所での話し声など)
- Media Player・オーディオファイル
- 最大出力、ラウド、中程度のターゲット/特性
- 平均特性を記録
- ユーザーが快適さ向上を感じるまで少しずつ最大出力を 下げる
- スピーチマッピング画面のグラフ表示セクションで、 フィッティンググラフ上に表示/非表示にするカーブにチェックを入れます。「グラフ表示」をクリックします。

注: 選択・ターゲット において、各ターゲットレベルに 無しが選択されている場合、 この機能は無効になります。 の音楽プログラムでは、特性カーブが選択されていても、聴力閾値のみが表示されます。 (チェックを入れた場合のみ)。 - スピーチマッピング画面の「グラフ表示セクションで」フィッティンググラフに表示する「リアルタイム表示」の項目を選択します。 グラフ表示をクリックします。
注: デフォルトの表示は 「入力 + ゲイン 」と「縦棒」です。 「入力」は 黄色 の「縦棒」または「線」で表示され、「ゲイン/出力」 は 赤(右側) または青(左側)で表示されます。 縦棒を選択した場合 ピークレベルの位置が各周波数帯域に表示され、リアルタイム表示のレベルの増減にピークレベルが対応します。選択されたプログラムに周波数変換が有効の場合、 周波数変換が 「入力」の文字の前に表示されます。周波数変換が選択された場合、マルチチャンネル拡張圧縮出力への入力を表示します。 - 音刺激を開始します。(例:話す、手を叩く、Media Playerのオーディオファイルを再生する、など)。
をクリックして 平均特性を記録します。
をクリックして単一特性 記録すると、フィッティンググラフ上に同じ色のカーブが表示されます。
ヒント: 平均特性 の記録は開始10秒で自動的に停止します。10秒以下の記録をする場合は、
をクリックして記録を停止します。 平均特性の記録が完了すると、同じ色の領域に囲まれた特性カーブが フィッティンググラフ上に表示されます。- スピーチマッピング画面の 記録データ記録データ セクションで記録された特性カーブを管理することができます。 記録をクリックします。
注: フィッティンググラフ上の記録されたカーブにポインターを重ねると カーブラベル(選択された特性カーブ)がハイライト表示され、ツールヒント(吹き出し)が表示されます。 フィールド名 意味 説明 表示 フィッティンググラフに記録カーブを表示するかどうかを意味しています。 すべての記録を表示するには全表示 をクリックします。
、
、あるいは 
耳の左右と 記録した表示を示すアイコン(入力、入力+ゲイン、出力)
= 入力
= 入力+ゲイン
= 出力カーブラベル 記録したカーブの 説明です。色、プログラム(かっこ内にプログラム番号)、記録された時刻が自動的に入力されます。 テキストを選択して、新しいラベルを入力することができます。 このラベルは検証レポートに印刷されます。 色見本 記録したカーブの色を変更します。 色見本(例:
、
など)をクリックすると 色のパレットが表示されます。希望の色をクリックします。削除 記録したカーブを削除します。
をクリックして、記録したカーブを削除します。記録したカーブを すべて削除するには全消去をクリックします。 削除を取り消すときは元に戻すを参照してください。注: Pro Fitでは、特性カーブにあらかじめ決められた順番の色(例:黒、 緑など)が 割り当てられます。記録したカーブの数によって 割り当てられる色が決まりますが、色見本(例:
,
など)をクリックして、特性カーブの色を変えることができます。
をクリックしてリアルタイム表示を停止、あるいは調整を行います。
注: リアルタイム表示を実行、または一時停止しているとき、スピーチマップ画面上で調整することはできませんが、 周波レスポンスカーブ上のポイントをドラッグ&ドロップ、またはフィッティング画面の「クイックフィット」や「ファインチューニング」などのボタンやスライダーにより、グラフ上の特性を変更することは可能です。 ヒント:
ボタンを
に変更します。
をクリックしてリアルタイム表示を再開します。- 必要に応じて、調整を行います。
- スピーチマッピングを停止する場合、フィッティング画面画面右側の
をクリック、をクリックします。 - 必要に応じて、Pro Fitのメニューバーから ファイルを選択して、印刷をクリックします検証レポートを印刷 または印刷プレビュー表示にします。