経験管理
経験管理では、新規または補聴器の装用経験の浅いユーザーが、最終的に必要なゲイン設定へ初期段階から無意識のうちに受け入れられるように、手動 (経験レベル) または 自動 (自動経験)で切り換えられる設定です。補聴器を起動させると、すべての実行可能なプログラムで自動的に経験管理が有効になります。
のゲインのオフセット(補正値)は、中程度(65 dB スピーチ)入力レベルに対して、規定された挿入利得のパーセンテージとして計算されます。 ユーザーのオージオグラムと選択したフィッティング処方式に基づき、ターゲットゲインが「レベル1/未経験」では75%、 「レベル2/ベテラン」では85%、「レベル3/経験豊富」では100%、「レベル4/パワー」では110%(選択可能な補聴器のみ)の状態になります。
経験レベルは、デフォルト設定で有効になっています。自動設定された経験レベルが表示されますが、希望するレベルのボタンを選択して変更することも可能です。経験レベルは、1/未経験、2/ベテラン、3/経験豊富、4/パワー (選択可能な製品のみ)。経験レベル1/未経験は、補聴器の未経験ユーザーに対して増幅調整ができるように、処方されたターゲット設定から大幅に低減したゲインが設定されます。 2/ベテランは、補聴器の装用に慣れており、処方されたターゲット設定より若干少ないゲインが設定されます。 3/経験豊富は、補聴器の経験が長いユーザー用で、選択されたフィッティングフォーミュラで処方されたターゲット設定に一致するゲインを設定します。 4/パワーは、聴力閾値を基に処方されたターゲット設定より強いゲインを好むユーザー向けの設定です。これらのレベルは後のフィッティングセッションでも手動で選択できます。 経験レベルに1、 2または4が選択されている場合、フィッティング画面の左上隅に、経験レベルを示す
、
または
アイコンが表示されます。アイコンにカーソルを置くと、経験レベルを表すツールヒント(ふきだし)が表示されます。
ベストフィットとターゲットに合わせるを初期設定に適用 が選択・ターゲットで選択されていると、すべてのベストフィットの経験レベルは「選択・ターゲット」で選択されたデフォルト設定に変更されます。
自動経験の機能では、「1/未経験」、または「2/ベテラン」から開始する設定と、自動的にプログラムされた期間で徐々に「3/経験豊富」に移行する設定が可能です。
自動経験には、「設定」、「実行中」、「完了」の3段階があります。設定すると、自動経験が開始されます。補聴器に電池を入れて使用時間のログが記録されると実行中になります。 自動経験は、プログラムされた期間が経過して、最終のゲイン設定になったら完了になります。完了を除く、2つ段階で行われた調整は、現行と最終のゲイン設定に影響します。
特徴が有効になった時、自動経験管理の最終設定を表示が、選択・ターゲットで選択されていると、自動経験の最終ゲイン設定は、フィッテイング処方式で処方されたターゲットとは異なる「点線」でグラフに表示されます 。 さらに、フィッテインググラフ左上に自動経験が有効であり、進行中を意味する ![]()
アイコンが表示します。アイコンにカーソルを重ねると、ツールヒント(ふきだし)が験の状態を参照します。
両耳フィッテイングで両耳とも自動経験が有効であり、プログラムされた合計期間が両耳とも同じ場合には、レベル段階や残り日数の違いが発生します。このようなことが起こった場合、左右どちらかの設定を元にして、補聴器同士を手動で同期します。
自動経験が有効な時に「ベストフィットオプション」を変更すると、自動経験が無効になるメッセージが表示されます。自動経験の無効にすることを防ぐために、ベストフィットをキャンセルすることができます。
- 補聴器を接続して開始を選択します。
-
接続をクリックします。
- 左側ナビゲーションメニューから経験クリックします。
- Pro Fitは自動的に両耳で表示されます。
補聴器を左右個別に設定する場合、
または
をクリックします。
注:CROS/BiCROS製品のフィッティングは、受信機側の補聴器のみの設定になります。反対側の補聴器は選べません。
、
、
、
をクリックして、「未経験」「ベテラン」「経験豊富」「パワー」それぞれのレベルを経験に使用します。 経験を有効にするには、手順7を参照してください。
注: 経験レベルボタンにマウスポインターを置くと、ツールヒント(ふきだし)に経験レベルの説明が表示されます。選択されたレベルのゲイン設定がフィッティンググラフに表示され、ユーザーに対して、適切なレベルから開始することをデモンストレーションできます。フォローアップで、次のレベルや最終レベルに移行させるときは手順1~5を繰り返してください。 - 「自動」をクリックして自動経験を有効にし、手順7~9を完了させてください。

注:自動経験を選択し、現在実行中または一時停止の場合、それを無効にできます。 経験を無効にすると 、現在の設定に最終設定が適用され、最終設定と似た経験レベルが自動的に選択されます。無効にするには、自動 をクリックし、自動経験の無効を確認する画面を表示させます。 OKをクリックすると無効になります。 キャンセルをクリックすると経験の無効をキャンセルします。 注:実行中の経験を一時停止または再開するには、手順10または12に進んでください。現在一時停止している経験を再開させるには手順11に進んでください。 実行中、一時停止、完了の段階で経験を同期させる場合は、手順14に進んでください。
または
をクリックして、個別に「未経験」レベル、または「ベテラン」レベルの経験を開始します。 
注:デフォルト設定は1です。 選択されたレベルのゲイン設定はフィッティンググラフで表示され、ユーザーに適切なレベルから開始することをデモンストレーションできます。 - ドロップダウンリストから合計期間を選択します。
注:デフォルト設定は 1か月 です。 手順7でレベル
が選択されると、 選択された合計期間は、レベル1とレベル2に分割されます。しかし、一日の使用が10時間に相等する場合、合計期間はユーザーの実際の使用時間に基づき計算されます。 - メニューバーから ファイル をクリックし、 現在のセッションの保存のために保存 をクリックします。

注:プログラミングが終了したら、補聴器の電源を一旦切って再起動してから経験を再開します。 - 必要に応じて、一時停止をクリックして、実行中の自動経験を一時停止します。

注:一時停止ボタンが再開に変わります。一時停止中、 開始される経験レベルと合計期間は変更できません。実行状況は、次回フィッティングまで保留されます。 - 再開をクリックして、一時停止の状態から自動経験を再開します。

注:このボタンは現在の状況が、一時停止の場合のみ有効になります。 - 必要に応じて、リセットをクリックして、接続された補聴器をデフォルト設定に戻します。 その際、リセットを確認するメッセージが表示されます。

注: 「リセット」は補聴器をデフォルト設定に戻します。これには、自動経験で実行されたゲインの変更も含みます。自動経験の設定は、すべてデフォルト設定に戻されます。 - OKをクリックすると補聴器がリセットされ、 自動経験が再開されます。

注:キャンセルをクリックすると、リセットがキャンセルされます。 - 補聴器が同期されていない場合、左と同期 をクリックすると、右側の補聴器を左側で実行されている自動経験の進捗状況に合わせることができます。右と同期 をクリックすると、左側の補聴器を右側で実行されている自動経験の進捗状況と合わせることができます。

注:これらのボタンは、両耳フィッティングの場合、両耳ともに自動経験が設定され、合計時間が同じで残りの日数、またはレベルが異なる場合のみ利用可能になります。