REM ターゲットマッチ

REM ターゲットマッチでは、Pro Fit、 Noah(4.5.1以降)、 IMC2(モジュール間通信2)または非IMC2 (Verifit)準拠限定のAPI実耳測定機器 を統合して、補聴器を 適切にフィッティングするための実耳測定を自動的に実行します。 この機能を使用する際は、順を追って、使用する実耳測定システムのセットアップと準備、プローブチューブのキャリブレーション、オープンイヤゲイン(REUG)の測定、また該当する場合、実耳装用レスポンス(REAR)の測定、特定周波数チャネルの微調整、ターゲットのマッチングなど一連のプロセスが案内されます。 REM ターゲットマッチは自動的に測定され、中程度の入力レベルに合わせます。 選択・ターゲット画面で、選択したソフト入力やラウド入力レベルでの測定を選択できます。

 

Verifitの使用Verifitの使用

 

VerifitとVerifit2は、Noah または PatientBaseと連携して使用可能なネットワークツールです。REMターゲットマッチでこれらのツールが利用可能かどうかを特定するために、ツールバーの選択メニュー内にある REM ターゲットマッチからネットワーク上でPro FitがVerifitを検索する必要があります。

 

Verifitの使用において、測定手順は次の4ステップの操作(セットアップ、装用、手動調整、完了)のみですが、手順5としてキャリブレーション(較正)が必要な場合もあります。裸耳利得(REUG)は、常にバイパスされます。これらのツールは特定の刺激を使用するため、セットアップを実行する前にこのオプションを選択する必要があります。VerfifitはPro Fitを介してキャリブレーションは行われず、もしツールがキャリブレーションされた場合は、Pro Fitがこの操作手順をバイパスしたことになります。 キャリブレーションがされていない場合、この手順が追加され、ツールを介してキャリブレーションされます。また、Verfitは、異なる入力レベルにも対応しているので、メニューバーの選択・ターゲットで選択された「ラウド」や「ソフト」レベルが対応していない場合は、Pro Fitが対応しているレベルに最も近いものを選択します。Verifit2のみ、同時に 両耳を測定でき、Verifitは最初に左側、次に右側の補聴器の順に測定します。

  1. 測定する補聴器を接続して、選択してから 開始をクリックします。
  2. 接続をクリックします。

  3. REM ターゲットマッチをクリックすると、ポップアップ画面が表示されます。
    注: Pro Fitは、ご使用のPCにインストールされている実耳測定システムを自動的に検索します。ツールバーの選択メニュー内にあるREM ターゲットマッチのVerifitにネットワークスキャンを許可 にチェックをいれると、スキャン(検索)ボタンが表示されます。
    注: 実耳装用レスポンス(REAR)の測定が開始されると、補聴器は自動的にミュート(消音)されます。
    注: このボタンは、(Noahのみで)シミュレーションまたは 実際のフィッティングのみ有効です。REM ターゲットマッチは、すべてのフィッティング画面とオージオメーター、補聴器テスト、快適さ検証以外画面で使用できます。
    注: 現在選択している グラフィック表示に関わらず、調整画面は自動的に出力:実耳特性、入力タイプ:スピーチに変更されるので、一旦、REM ターゲットマッチを閉じ、表示が異なっている場合、前の選択に戻す必要があります。
  4. Pro Fitは自動的に両耳 表示になります。左右個別に調整したい場合、Select Right Only または Select Left Only をクリックします。

    注: CROS/BiCROS補聴器でフィッティングする場合、受信側の補聴器のみ調整可能です。そのため左右の選択はできません。
  5. 該当する場合のみ、ドロップダウンリストから使用する実耳測定システムを選択します。
    注: Verifitを使用する場合、 選択・REM ターゲットマッチの Verifitにネットワークスキャンを許可にチェックを入れてください。Verifit LINKを有効にして、電源を入れたVerifitのみがリストに表示されます。 必要に応じて、Verifitsのリストをリフレッシュ(再読み込み)するにはスキャン をクリックしてください。
    注: シミュレーションの場合、 'REM シミュレータ' が自動的に表示されます。実耳測定システムが一台だけ設置されている場合、そのシステムが自動的に表示されます。複数のシステムが設置されている場合は、Pro Fitが選択された実耳測定システムを記憶し、そのシステムが自動的にデフォルト(初期設定)になります。Verifit 実耳測定ツールは、選択・REM ターゲットマッチの機器名をベースにしています。機器名が空欄の場合、Verifitのモデル名(シリアル番号)がリストに表示されます。
  6. Verifitでは、該当する場合、ドロップダウンリストから使用する、ドロップダウンリストから使用する検査音 選択します。
  7. 検査するシステムの準備に起動 をクリックします。準備が整うと、「緑色」 の○印が表示されます。
    注: REM ターゲットマッチのデータが既にその補聴器で存在している場合、メッセージが表示されます。データを書き換えたけれども、測定中に「キャンセル」を選択した場合、以前のデータが自動的に保存されます。
  8. 必要に応じて、次へ をクリックすると、プローブチューブのキャリブレーション(較正)に進みます。
    注: Verifitがキャリブレーション(較正)されていた場合は、ここでの手順は省略されます。手順15に進むことができます。
    ポイント: いつでもキャンセル をクリックして、REM ターゲットマッチをキャンセルすることができます。
  9. Verifit以外のすべての実耳測定ツールでは、基準マイクの上にプローブチューブを配置します。基準マイクをスピーカーから約0.5メートル離します。Verifitでは、コンソールにおいて手動でキャリブレーションを実施します。
  10. スタートをクリックして、プローブチューブをキャリブレーション、またはVerifitがキャリブレーションされていることを確認します。Verifit以外のすべての実耳測定ツールでは、完了すると、正確なカーブ曲線を確認できます。
    注: Verifitでは曲線が表示されません。
    注: カーブ曲線が正確ではない、またはキャリブレーションが確認できなかった場合は、測定を再び実行するために開始をクリック、 または検証をやり直してください。
  11. オープンイヤゲイン(REUG)に進むには、次へをクリックします。
    注: Verifitがオープンイヤゲイン(REUG)を測定しません。手順15へ進むことができます。
    注:  グラフに裸耳の予測カーブ曲線が表示されます。
  12. 補聴器ユーザーを約1メートル離れたスピーカーの前に座らせます。ユーザーの耳にプローブチューブを慎重に配置します。測定中は、補聴器ユーザーに静かにしてもらうように説明してください。
  13. 必要に応じて、開始をクリックして、両耳のオープンイヤゲインを、片耳ずつまたは両耳同時に測定します。完了すると、オープンイヤゲイン曲線が表示されます。
  14. 実耳装用レスポンスに進むには、次へ をクリックします。
    注:  選択されたターゲット曲線がグラフ上に表示されます。
  15. 該当する場合のみ、実耳測定システムが測定可能な最大音圧レベルを選択して、最大音圧レベル をクリックします。
    注:  Pro Fitが選択した最大音圧レベルを記憶して、自動的にデフォルト値に設定します。 最大音圧レベルにポインターを置くと、ツールヒント内に選択したレベル値が表示されます。
  16. 該当する場合のみ、入力レベル をクリックして、測定する音圧入力レベルを選択しますします。
    注:  設定でチェックマークを外さないと、入力レベルは 中等度が設定されたままになります。ターゲットレベルは選択・ターゲットでなし が中等度に選択され、「65 dB SPL」が表示されます。もし、ターゲットレベルがソフトやラウドになしが選択されている場合、 チェックボックスは表示されません。いくつかの実耳測定ツールでは、異なる入力レベルにも対応しているので選択・ターゲットで選択された「ラウド」や「ソフト」レベルが対応していない場合は、Pro Fitが対応しているレベルに最も近いものを選択します。Pro Fitにはチェックされた、またはチェックを外した入力レベルが記憶され、自動的にその状態がデフォルトになります。 入力レベルにポインターを置くと、ツールヒント内に選択したレベル値が表示されます。
  17. プローブチューブを動かさずに、補聴器をユーザーの耳に慎重に挿入します。測定中は、補聴器ユーザーに静かにしてもらうようにご説明ください。
  18. 該当する場合のみ、開始をクリックして、両耳の装用レスポンスを片耳ずつまたは両耳同時に測定します。選択された入力レベルに対して、測定された調整前と調整後のカーブ曲線がグラフ上に表示されます。 Verifitでは、斜線で示した音声領域も表示されます。完了すると、測定された調整後のカーブ曲線がターゲットとマッチされます。
    注:  測定中、補聴器は自動的にミュート(消音)が解除されます。完了すると、補聴器は自動的にミュートになります。
  19. 次へをクリックして、装用手動調整に進みます。
  20. 右または左の補聴器のみを調整するには、右 または 左をクリックしてください。
    注:  手動での調整が不要な場合は、スキップをクリックして最後のステップに進みます。ステップ24から続行してください。
  21. 微調整をテーブル経由で行う。
    注:  実耳装用レスポンスで測定された入力レベルが未チェックの場合、対応する曲線は非表示となります。測定されていないレベルがチェックされている場合、ターゲット曲線のみが表示されます。
  22. 該当する場合のみ、開始 をクリックすると、片耳または両耳同時に手動調整を検証します。選択した入力レベルに対して、手動調整後のカーブ曲線がグラフ上に表示されます(最も小さい音量から大きい音量へ)。Verifitでは、斜線で示した音声領域も表示されます。完了すると、手動調整後のカーブ曲線はターゲットとマッチされます。
    注:  測定中、補聴器は自動的にミュート(消音)が解除されます。完了すると、補聴器は自動的にミュートになります。
    注:全ての手動調整を元に戻し、実耳装用レスポンスの測定に戻すには、すべての手動調整を元に戻すをクリックしてください。
  23. 必要に応じてステップ20-22を繰り返してください。 
  24. 次へ をクリックして、最後の手順に進みます。
    注:  補聴器は自動的にミュート(消音)が解除されます。
  25. OK をクリックして、調整を適用し、REM ターゲットマッチを閉じます。
    注:  REM ターゲットマッチを閉じると、補聴器はREMターゲットマッチのツール画面にアクセスする前にミュートしていない限り、ミュート(消音)は解除されています。調整が適用されると、フィッティンググラフの縦軸に「予測REM (dB SPL)」と表示され、 自動経験 が有効に設定されていた場合、自動的に無効にして、選択・ターゲット上で選択されているデフォルト(初期)設定に経験レベルが設定されます。選択された入力に対するターゲット(目標)に合わせた実耳装用レスポンス(REAR) または手動調整の検証の測定カーブのグラフが現在の セッション中だけ、 フィッティングレポートに表示されます。REM ターゲットマッチのデータの消去、音響オプションの手動での変更、またはフィッティングセッションが一旦終了した場合は、グラフは表示されません。フィッティングセッションが保存されると、実耳測定はNoahにだけ保存されます。フィッティングセッションが保存されると、実耳測定は Noah または PatientBase (Verifitのみ) にだけ保存されます。
    注:  フィッティング処方式にDSL v5が選択されている場合、詳細についてはDSL v5ユーザー選択をご覧ください。
    ポイント:  測定を置き換えるには、 元に戻すをご覧ください。 操作を元に戻すと、フィッティンググラフの縦軸が「実耳特性 (dB SPL)」または「予測実耳特性(dB SPL)」と表示されます。 直前のREM ターゲットマッチのデータが書き換えられた場合、「元に戻す」操作も含めて、測定値は保存されます。 ツール メニューからREM ターゲットマッチのデータを消去することもできます。