オージオメーター

オージオメーター とは、装用している補聴器からユーザーに純音を聞かせて、閾値と不快閾値(UCL)をdB HLの値で測定できる機能であり、In-situIn-situ (Pro Fitでは In-situオージオメーターが使用できます。In-situ(ギリシャ語で「そこに置く」の意味)は、閾値とUCLをdB HLで取得するため、補聴器から純音信号を発生させることの意味。) オージオメトリーとして知られています。 ここで測定された閾値は、補聴器の音響カップリングや測定を実施した環境により異なる可能性があ、医学的な診断結果に代わりものではありません。補聴器の初回フィッティングにおいて、より正確にプログラミングするために、この機能が役立ちます。 In-situで測定された値は、ベストフィットやターゲットマッチに適用させることが可能です。In-situの測定値を適用すると、周波数特性グラフの上に「In-situ」と表示され、周波数特性カーブがIn-situデータを使用してターゲット計算されていることが分かります。オージオメーター機能は、In-situオージオメトリーに対応する、すべての補聴器で使用できます。

 

オージオメーターは、疑似または実店舗でのフィッティングだけでなく遠隔フィッティングにも対応しています。補聴器に保存されたオージオグラム、またはユーザーのオージオグラムがNoah または PatientBaseに保存されているユーザーのオージオグラムは、自動的に初期化されます。 補聴器のオージオグラムと、Noah または PatientBaseのオージオグラムが一致していない場合、選択されたオージオグラムが自動的に初期化されます。聞えた語音を説明するために、スピーチスペクトラムをオージオグラムに重ねて表示することができます。

 

In-situで測定された各周波数のポイント(点)は、追加、変更、削除、リセット、または「応答なしを表示」でき, リセットすることでいつでも元のオージオグラムに戻すことができます。

  1.  閾値やUCLを測定する補聴器を接続して、開始します。
    注:  実際にフィッティングを行う場合は、ユーザーに補聴器を正しく装用して貰います。
  2. 接続をクリックします。

  3. 左側ナビゲーションメニューのオージオメーターをクリックします。
    注:  補聴器は自動的にミュート(音が出ない状態)になります。オージオメーターは片耳で機能するように初期設定され、両耳でのフィッティングの場合は、右耳から開始されます。Select Left Only をクリックすると、左耳から開始されます。 CROS/BiCROS補聴器をフィッティングする場合、受信側のみ調整が可能です。そのため、左右の選択はできません。青色の陰影領域が補聴器のテストされる範囲を示しています。 青色の陰影領域のサイズは、補聴器の周波数帯と 音響構成に従って変化します。 をクリックして、詳しい情報をご覧ください。 または は、グラフ上で現在選択しているポイントを示しています。データベースや補聴器に保存されたオージオメーターの記号は、操作できないように灰色で表示されています。
  4. スピーチスペクトラムの表示にチェックを入れると、語音領域(スピーチスペクトラム)が灰色の陰影で表示されます。オージオグラム上に一般的な音のイメージが表示されます。
  5. をクリックすると、ユーザーと会話ができます。
    注:  このボタンは、実際のフィッティングのみ有効です。補聴器マイクのミュートが解除され、スピーチスペクトラムの表示以外のオージオメーター機能が無効になります。
  6. ユーザーと会話します。
  7. ユーザーとの会話が終了したら、をクリックします。
    注:  このボタンは、手順5の「実際のフィッティング」でユーザーとの会話を選択した場合のみ有効です。補聴器マイクがミュートになり、すべてのオージオメーター機能が有効になります。
  8. オージオグラム上をマウスでクリックして測定ポイントを決める、または dBレベルを上げる、 dBレベルを下げる、 テスト周波数を下げる、 テスト周波数を上げるをクリックすることで音の強弱や高低を増減させて、測定ポイントを決めます。
    注:  測定は青色の陰影領域内に限り実施できます。 音の強弱や高低が 青色の陰影領域を越える場合、ナビゲーションに関連するボタンは無効になります。
    注:  オージオメーターでは、「閾値」が自動的に初期設定されています。 UCLの測定をする場合は、手順12に進んでください。 
  9. 呈示音は、「パルス」にチェックを入れるとパルス音(断続音)になり、チェックを外すと連続音になります。 
    注:  このチェックボックスは、限定された製品の実際のフィッティング時のみ有効です。チェックが入っていると、ワンクリックで純音が256ミリ秒出て、192ミリ秒止まるパルス音が断続的に3回繰り返されます(ピッピッピ)。 チェックが外れていると、純音信号が256ミリ秒出ます(ピ)。
  10. 画面の提示ボタン、またはPCのスペースバーを、測定に要する時間中にクリックまたは長押しします。呈示音に合わせて、グラフの 青色 の外枠が点滅されます。
    注:  このボタンは「実際のフィッテング」のみ有効です。
    ポイント:  測定ポイントでマウスを右クリックし、音を出力を選択して、短く音を出すことも可能です。
  11. 手順8~10を繰り返します。
    注:  In-Situで閾値が測定できると、赤 o または 青 x の記号がグラフ上に表示されます。
    ポイント: 応答なしのマークを表示させるには、測定ポイントを右クリックし、リストから応答なしを選択してクリックします。応答なしのマークが付いたポイントの聴力レベルを変更すると、「応答なし」マークは消去されます。測定したポイントをリセットするには、 リセットしたいポイントを選び、マウスを右クリックし、次にリセット ポイントをクリックします。初めからオージオグラムにポイントがあった場合、元々あった場所にポイントがリセットされます。初めからオージオグラムにポイントがない場合は、測定ポイントは削除されます。測定ポイントを削除するには、削除したいポイントを選び、マウスを右クリックして、点を削除を選択します。In-Situ測定の結果を削除するにはリセット をクリック、または グラフ上でマウスを右クリックしリセット カーブを選択します。
  12. UCLをクリックして、不快閾値(UCL)レベルを測定します。
    注: または はグラフ上で選択されているポイントを示します。
  13. 手順 5~11を繰り返します。
    注:   In-situ UCLレベルは、赤の u または 青の u でグラフ上に表示されます。
  14. 左耳を測定したい場合は、Select Left Only をクリックして、手順5~13を繰り返します。
    注:  両耳の測定で、左耳を最初に測定したら、 Select Right Only をクリックして、右耳も測定します。
  15. ターゲットを更新して新たにベストフィットするにはIn-situベストフィットをクリック、ターゲットを更新するだけであれば、In-situターゲット更新をクリックします。両耳を測定した場合、左右どちらの耳のターゲット(またはベストフィット)を更新するのか尋ねるダイアログボックスが表示されます。
    注:  これらのボタンは、実際のフィッティングでIn-situオージオグラムの測定が実行された場合のみ有効になります。片方の補聴器のみ測定された場合は、ダイアログボックスは表示されず、自動的に更新されます。
    注:  補聴器のデータを更新しないで、他のPro Fit画面を選択しようとすると、「ベストフィットを実行しますか?」のメッセージが表示されます。 片方の補聴器のみ測定されたら、 はいをクリックして更新します。 いいえをクリックすると更新はキャンセルされます。両方の補聴器で測定したら、手順16に進みます。
  16. 左右どちらか片方を更新する場合、右 または 左のチェックを外します。
    注:  補聴器が更新されないで、他のPro Fit画面が選択され、左右どちらか片方のみを更新したい場合、したく無い方のベストフィット 右 または ベストフィット 左のチェックを外します。
  17. OKをクリックして選択した補聴器を更新します。
    ポイント:   キャンセルをクリックして、更新をキャンセルします。
    注:  補聴器が更新されず、他のPro Fit画面が選択された場合、OKをクリックして選択されている補聴器を更新するか、キャンセルをクリックして、更新をキャンセルしてください。
    注:  補聴器が更新されず、他のPro Fit画面が選択されても、 すべてのIn-situ測定は維持されます。 同じフィッティングのセッション内であれば、必要に応じて、後でこの画面に戻り補聴器を更新することが可能です。