きこえのシミュレーター

きこえのシミュレーターはさまざまな音源を使用し、ユーザーのオージオグラムやプリセットされたオージオグラムを利用して、ユーザーが難聴によりどのような影響を受けているかを第三者にデモンストレーションできます。きこえのシミュレーターでは、表示オプションや描画ツールを利用して、特定の環境やスピーチ(会話)において、難聴のきこえの困難さを家族やユーザーに視覚的に理解してもらうことができます。シミュレーション(疑似)の画面は印刷でき、ユーザーに説明や記録としてコピーをお渡しすることもできます。 

 

きこえのシミュレーターに表示されるグラフきこえのシミュレーターに表示されるグラフ

 

きこえのシミュレーターには簡単なグラフ表示を含み、ユーザーに対して、オージオグラムに基づく難聴の説明に役立ちます。横軸の要素は「低い音(低周波数ピッチ)」と「高い音(高周波数ピッチ)」がグラフの上部で表示され、縦軸の要素は「小さい音(ソフトサウンド)」と「大きい音(ラウドサウンド)」がグラフの左側に表示されます。難聴度の説明には、「正常聴力」と「増幅必要」がグラフの右側に垂直に表示されます。

 

オージオグラム、オーバーレイ表示、サウンドオージオグラム、オーバーレイ表示、サウンド

 

ユーザーのオージオグラム(Noah または PatientBase)、正常なきこえのオージオグラム、プリセットされているオージオグラムはシミュレーション中に使用できます。正常な聴力と難聴の違いを比較するデモンストレーションでは、正常なオージオグラムを選択できます。ユーザーに聞きにくい音を説明する際には、「一般的な音」、「スピーチ(会話音)」、「スピーチスペクトラム(スピーチバナナ)」をオージオグラムに重ねて表示できます(オーバーレイ表示)。 さらに、画像をクリックすることで、お使いのPCのスピーカーから音を出すこともできます。きこえに対して効果的な機能に、メディア プレーヤーがあり、オーディオファイルを再生したり、録音することもできます。

  1. 接続 ツールバーから、きこえのシミュレーターをクリックします。
  2. Pro Fitは自動的に両耳表示 になります。右のみ、左のみ表示したい場合、 Select Right Onlyまたは Select Left Only をクリックしてください。
  3. ユーザー Patient をクリックしてユーザーのオージオグラムを表示させます。正常 Normal をクリックして、正常なオージオグラムを表示させます。 プリセット Preset をクリックして、プリセットオージオグラムを表示させます。
    注:  Noah または PatientBaseにオージオグラムがある場合、自動的にそれが初期設定になります。ユーザーのオージオグラムが無い場合、 ユーザーボタンは無効になり、正常なオージオグラムが自動的に初期値になります。 オージオグラムを選択して下さい。Choose an Audiogramが選択されたら、難聴度別に3列のプリセットオージオグラムが表示されます。1番目の列(左側)は軽度難聴、2番目の列(中央)は中等度難聴、3番目の列(右側)は高度難聴を表します。最初にプリセットオージオグラムが選択され、ユーザーまたは正常なオージオグラムがその後に選択された場合、以前に選択されたプリセットオージオグラム(例えば、谷型)は維持されます。そのため、プリセットが再選択された場合は、以前に選択されていたオージオグラム(例えば、谷型)が再表示されます。それぞれの耳で異なるプリセットオージオグラムも選択できます。
  4. 一般的な音 Show Common Soundsをクリックすると、オージオグラム上に5種類の一般的な環境音を表現した画像が表示されます。スピーチ(語音) Display Speech Sounds をクリックすると、スピーチの音素が表示されます。 スピーチスペクトラム Display Speech Spectrum をクリックすると、3人の画像(男性、女性、子供)と共に会話領域が表示されます。音声明瞭度指数 2D View をクリックすると、ユーザーのオージオグラムに基づくスピーチ了解度レベルが表示されます。
    注:  音声明瞭度指数(Articulation Index:AI)は、正常 なオージオグラムが選択されている場合は対応されません。 音声明瞭度指数は500、1000、2000、4000Hzの聴力閾値と、20から45dBの領域に基づき計算されます。平均的なスピーチ(語音)の可聴性がパーセンテージで表示されます。
  5. 画像をクリックして音を再生します。
    注:  「一般的な環境音」「スピーチスペクトラム」上で表示された画像から音を再生できます。複数のサウンドファイルを同時に再生する事も可能です。オーディオファイルは、 メディアプレイヤーから再生あるいは録音が出来ます。画像から起動された音やオーディオファイルは、選択した耳側のオージオグラムに基づき再生されます。画像からの音やオーディオファイルの再生中に、別のオージオグラムが選択された場合、新しいオージオグラムに基づき自動的に閾値が更新されます。
  6. 音の停止 Stop をクリックすると現在再生中の全ての音が停止されます。
    ポイント:  現在再生中の画像をクリックすると音が停止されます。画像を順次クリックすると、音の再生や停止が繰り返しされます。
    注:   音の停止 Stop をクリックしても、メディアプレーヤーで再生しているオーディオファイルは停止できません。メディアプレイヤーで再生しているオーディオファイルを停止するには、ストップ Stop をクリックします。
  7. オーディオグラムに描画するには、 パレットから好きな色を選択しますColor。
  8. 矢印 Arrow をクリックすると矢印が描けます。四角形 Ellipse をクリックすると四角形が描けます。
    注:  画像またはオーディオファイルが再生中の場合、描画モードを停止できません。描画モードを使用中は、オーディオファイルの停止や再生はできますが、画像に対してはできません。画像の再生や停止ができるのは、描画モードを閉じた場合です。
  9. どの位置から矢印を開始するか、どこに四角形を作成するか、マウスボインターを利用します。マウスボタンを左クリックで押したままホールドして、希望の方向、長さ、サイズに到達するまでドラッグ(引っ張る)して、到達したらマウスボタンから左クリックした指を外してドロップします。
    ポイント:  元に戻す Undo  をクリックして、最後に描いた描画に戻します。複数回に渡り描画された場合、順番にクリックして複数の描画を反対に戻していきます。
  10. 色を変えて矢印や四角形を描く場合、手順7~9を繰り返します。
  11. 描画モードを閉じる をクリックすると、描画できなくなり、描画したものが非表示になります。
    ポイント: 再表示したい場合、矢印 Arrow あるいは四角形 Ellipseをクリックします。
    注:  画像からの音は停止や再生ができません。
  12. メニューバーからファイルをクリックし、次に印刷をクリックして、きこえのシミュレーターレポートを印刷 またはプレビュー表示します。
    注:  他のPro Fit画面にアクセスすると、すべての描画は消去され、画像の音やオーディオファイルを再生中の場合は、自動的に停止されます。